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| ぎゃっ!お注射、や、やめて・・。 |
おなかの虫も大体出たようなので、ワクチンを打ってもらいに山下動物病院へ。
掃除をしても耳の中が汚れるので、耳の状態も調べてもらう。
すぐに調べてくれた先生、顕微鏡から顔を上げるなり、「やっぱり耳ダニがいますね、歩いているけど、見ますか?」とおっしゃる。
のぞいてみると、うん、確かに歩いている。
あの小さな汚れの中にいるんだなぁ、こんなのが。
太郎はすぐに薬を2滴耳に入れられ、耳の下をもまれたが、くちゅくちゅという音が聞こえてきて、ちょっとびっくり。
たった2滴なのに、すごい音がする。
この薬は成虫にしか効かないので、卵がかえるペースに合わせて2日に一度今のようにして薬を入れることになった。
そしていよいよ注射。
先生は前回の通院の時からの様子を聞きながら、体を見てくれ「うん、これなら大丈夫ですね、打ちましょう」となった。
太郎、生まれて初めての注射、私の方がドキドキしてしまう。
前足を抑えるように言われ、すぐ真下に太郎がいるのだけれど、針が刺す瞬間から目をつぶってしまった。ごめん、太郎。
でもその瞬間「にゃ...」というつぶやきのような声と共に、体をもぞもぞさせて、いやいやをしてるのがわかった。
注射をしたのは肩甲骨の間のあたり。
コブのようになることもあるので、3日間ぐらいはよくもんであげてください、ということだった。
病院からの帰り道、泣き声のような「ふにゃぁ、ふにゃぁ」という情けない声がかごから聞こえ、家につくなりお眠りカゴで結局夜まで寝てしまった。
それにしても、太郎は病気が多い。
うちで生まれた5匹は別としても、ゴンゾウ・ノンちゃん夫婦もそれぞれ捨て猫時代に私が拾ってきたのだけど、子猫の時に病院に行ったのはせいぜいワクチンを打ってもらう時と、その後避妊や去勢の手術の時ぐらいだった。
生まれた5匹も大きくなってから、尿道結石をした子がいたりしたけど、子猫の時にこんなにいろいろな病気は持っていなかった。
多分、捨てられてからの期間が長かったのだろう。
目ももう一日見つけるのが遅かったら、失明していたかもしれない。
目がずっとくっついた状態でいると、目や目を覆っている膜が菌に侵される。
そうなるともう取り返しがつかなくなってしまうらしい。
今はちゃんと見えてもいるし、目やにもないが、他の猫たちとは膜の色が違うから、多少はその影響が残っているのだろう。


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