77日目「アビシニアン」

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お外に出たいなあ
あ〜ん、だれか遊びに来にゃいかにゃあ



最近、あの45匹の猫のことも含め、他にも気の滅入ることが少し続いて、ちょっと化石状態だった私。

そこに、今日もうひとつ追い討ちがかかってしまった。



もう1ヵ月近く前だろうか。

仕事の打ち合わせに外に出た時に、あるペットショップをのぞいた。

猫じゃらしがボロボロになったので新しいのを買うつもりで入ったのだが、そこにアビシニアンの猫が売られていた。

その時はただガラス越しに、かわいいなぁと見ていただけだったが、またその2週間ほど後に、そのお店の近くにいて「あの子はどうなったかなぁ」と思いついて見にいった。

最初に見た時も、もう子猫とは言えないぐらいの大きさだったが、さらにひとまわり大きくなって、そのアビシニアンの猫はいた。



ガラス越しに「ああ、まだいたねぇ」とその猫に話しかけていたら、アルバイト風の女の子が、いやに熱心に私に買わないかと勧めてくる。

もううちには8匹いてとても無理だと言うと、そうですか...といいながら「この子、今月中に売れないと処分されちゃうかもしれないんです」と言う。

ショブン?処分? ペット業界のことはよく知らないが、普通売れ残ってしまった子は繁殖家のところへ戻されるか、それとも子供を生ませる用にどこかで飼われるのだろうと漠然と思っていた。

でもその女の子によると、まぁまぁの血統書付きの子はそうらしいのだが、純血種といえない子は子猫のうちに買われず、ある程度大きくなっても引き取り手がないと、そういうケースもあるというのだ。

それを聞いた時は、頭の中がぐるぐる回って、半分逃げ出すように帰ってきてしまったのだが、やっぱりとても気になってその後何回か見に行った。

売れていますように、売れていますようにと思いながら、お店が近づいてくるとドキドキしながら行ったのだが、アビシニアンはいた。

このままだと...、それにもうあまり時間がない...。

うつうつと考えていたのだが、3日前に思いきってだんなに「もう1匹、だめかな」といってみた。



げっ、といいながら、呆れたように顔を見返されたが、そのアビシニアンのことを話したら、「うーん、まったくもう、困った人だなぁ」といいながらも、そうしたいのならいいよ、という返事をもらい、今日意を決して、銀行でお金をおろして、そのペットショップへ行った。

でも、いなかった。



いつもいた一番隅の下のゲージをのぞき、そのほかのゲージも全部見たのだがいない。

ああ、売れたのかなと思い、いつものアルバイトの女の子を捜したのだが、今日に限って彼女もいない。 おそるおそる他の店員の人に聞いてみたのだが、何か書類みたいなものを見たまま「ああ、あの子はもういませんよ」と言われた。

売れたんですか?と聞くと、その時やっとこっちを見て、うるさそうに「だから、うちにはもういないんです」といって奥に入っていってしまった。

今日は22日。まだ月末じゃない。

売れたか、誰かに引き取られたのなら...と思いながらも、気持ちの中でどんどん不安も広がっていってしまう。

うちへ戻ってきてからも、ずっとそのことが頭から離れず、ぼーっとしていたが、コガワ嬢がまた明日から出張で、今夜からポテとチョビがくることになっていたのでオームかごを出して組み立てていたら、太郎が寄ってきて「何?なに?」とじゃれついてきた。

太郎を抱っこして、ポテとチョビが来るよ、でもね、今日は太郎のガールフレンドもくるはずだったんだよと話していたら、ぽろぽろと涙が出てきてしまった。



だめ、だめ、だめ、だめだよね。こんなんじゃ。

明日とりあえず、あのアルバイトの女の子に何とか連絡をつけて確かめてみよう。

ねっ、たろたろ。


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このページは、tarohahaが2008年6月18日 00:14に書いたブログ記事です。

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