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| ちょっと、ぼわわ〜ん |
わが家は風通しがやたらに良い。
だから夏は比較的涼しくて過ごしやすいのだけど、冬はとてもとても寒い。
しんしんと冷えてくる。
そこで10月の終わり頃に、ダンナ、私それぞれ専用のひざ掛けが登場するのだが、はっきりいって私のひざ掛けの方が、毛足が長くてふわふわしてて暖かい。
材質的には私のがアクリル100%で、ダンナのはウール100%。ダンナの方のが質的には良いのだけど、でも使い心地は私の方が良い。
今はやたらに資料を広げまくってする仕事をしているので、私は仕事部屋ではなくリビングの大きな机でこのひざ掛けをかけて仕事をしている。
ある日、私が少し席を離れていて戻ってみると、太郎がこのひざ掛けの上で、何やらごそごそとうごめいている。
「?」と思って覗くと、太郎はそこで『ふみふみ』をしていた。
猫と暮らしたことのない人はわからないと思うので、このふみふみをちょっとご説明すると、両前足をぐぐっと広げてきゅっきゅっと交互にその足を動かす動作をいう。
目は閉じて、ゆっくりゆっくり足を広げたり閉じたりしながらうっとりとその動作を繰り返すのだ。
これは赤ちゃんの時にお母さん猫の母乳を飲む時の動作からくるらしいのだが、もう本当に夢見心地というか、幸せそうにふみふみをする。
この動作は比較的まだ小さい時によくするのだが、これまで太郎はまったくしなかった。
このひざ掛けとの出会いによって、初めて太郎はふみふみをしたというわけです。
その日以来、ハイテンション・壊れたおもちゃ状態で悪さをしながら暴れ回っている時でも、ポンとそのひざ掛けの上に太郎を置くと、急にごろにゃん状態でふみふみをする。
悪童不良猫から、一足飛びに赤ちゃん猫に戻る。
これはスヌーピーのライナスの毛布ならぬ、たろたろの魔法の毛布です。


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